三行社説 2002. 5
5月16日 (木)  メディア規制三法案(補足)

メディア側の姿勢についての補足

各活字媒体・放送局が具体的かつ明確にガード・ラインを示すことで
現存の成人病体質となったメディアは正常化されていくように思う。
押し付けられるのではなく、あくまで自発的な潔い姿勢というのが
情報を扱う側に求められている。
ガードを踏み越えてしまったときには1週間自粛して放送休みます・1週雑誌を発刊しませんなど
自らが決めた罰則を損得勘定なくやる。
こういう考え方だってありではないか。

また、個人的には、「公人」をどう扱っていくのか注目している。
芸能人、文化人、政治家などマスコミで取り上げられる社会的な名前を持っている人は
「公人」と分類され、僕もワイド・ショーで経験があるが
「あの人は公人だから喋る義務がある」とか言って取材をかけるわけである。
ただ公人にも私人としての顔もあるわけで
例えば先述の自民党山崎幹事長であるとか、普段着でコンビニに行く田中真紀子であるとか
それを取材フォローしたところで面白おかしい記事にしかならない。
ここまでを「取材です」とはとても言えないのではないか
むしろ認めてはいけないと思う。

公人と個人の線引き
これを以後マスコミはどう扱っていくのか
マスコミの一員として少し見守りたいと思う。


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