三行社説 2003. 4
4月5日 (土)  イラク戦争

3月20日に戦火が上がってから早や2週間を過ぎた。
当初の予測の甘さから戦争が長期化するとの見方及び国民の理解を
訴えた米英軍。この先どんな泥沼が待っているのだろう。

僕ははじめからアメリカの論理を支持していない。
国連安保理の決議を待たず、自らの国を司る民主主義を否定してまで
国連加盟国の少数派の決をまとめて戦争に踏み切ったそのやり方は
フセインに劣らぬ独裁国家だと思う。全世界に力を誇示できる国の
行動だけにフセインうんぬんよりもむしろ脅威であろう。

不思議なことに、米英軍はバクダット郊外20kmまで進軍しているというのに
まだアメリカが攻撃の必要性の根拠となる大量殺人兵器の姿が見えない。
スカッドミサイルや科学・生物兵器が使われることもなく見つかることすらない。
いったい本当にあるのだろうか。
そんなことすら考えてしまう。
この点についてはフセインはうまく舵取りをして世界の目を味方につけているような気もする。


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