三行社説 2003. 11
11月12日 (水)  

昨日発売された全スポーツ紙の1面を飾ったのは
元柔道王の吉田秀彦だった。
PRIDEの東京ドーム大会でブラジルのヴァンダレイ・シウバと闘った結果を受け
紙面には「吉田惨敗」の文字が躍っていた。
今まで戦跡3戦3勝は外国勢で締める大会に新しい日本人ヒーロー
を出したいという興行側の思惑だったのではないかと正直落胆した。
しかし事実は違ったようだ。
友人にビデオを借り見てみたら
吉田は壮絶な試合をやったんだねぇ。。
なんといっても相手はシウバ。
相手を「必ず」マットに沈めてきた男。
憎たらしいくらい強い男なのである。
その男を相手に吉田は判定まで粘った。
判定こそ3-0で惨敗ではあったが、
タフなことを示すとともに、次に繋がる試合を
彼なりにきちっとやったように思う。
見に行けなかったのは格闘技好きには残念であった。
次回の吉田の試合は生で見たいと思う。


11月10日 (月)  

結局民主党は自民を追い込むところまでは行かなかったようだ。
確かに善戦。でも善戦ではダメなのが勝負の世界。
どうせなら土俵外まで自民を追いやって欲しかった。
40議席増やせたことについて
党首は「あと5%投票率が高ければ」と語っていたが
もし高かったら自民党支持者のほうが多く投票に行っていたような
気がする。今回の結果は自民支持者の中に投票を放棄した人が
多いように感じてならないのだ。
ダブル・スタンダードに成り立つマニフェスト、
北朝鮮に対し断固たる行動を取れないありさま、
泥沼化するイラクに自衛隊を派遣しようとする動き、
将来が危ぶまれる年金対策。
どれをとっても今の自民党は危なっかしい。
民主がもう少し早くマニフェストを明確化し
キャビネットも公開していれば今回政権交代はあったのではないか。
そうならなかった理由はやはり保守として長年政治を司ってきた
経験に負うところが大きかったのであろう。
そして安倍氏という人物の株を先物買いしたいという空気が
国民の中にあったも大きかったように思う。
我々は自民党をちゃんと選択したのであろうか。
なんとも不透明な結果が今回の選挙で出たような気がする。


11月8日 (土)  

選挙は個人の国民としての意思表示の唯一の場なので必ず行こうとしているが
正直行きたくない、今回は。
決め手に欠けるの一言。
自民党の政策は年金・消費税・憲法改正問題で
僕の考えとは一致しないし、
民主党はマニフェストという新しいやり方で政策を披露はしたが
実際に行えるかといえば諸問題が発生する耳障りのいいことが多い。
マスコミでは2大政党の闘いばかりクローズアップされすぎて
他の政党の顔が見えない。
これでどこに投票すればいいと言うのだ。
公明党は年金問題に重点を置いた活動展開をしていて
そこの部分は認めたいのだが、
なにしろ自民党との連立だから結局は呑まれて終わるような気がする
今までの自民党のやり方を見ていると。
公明党の主張は自民党よりもむしろ旧自由党に近い。
その旧自由党はソリの合わないはずだった民主党と手を組み
イラク戦争に関する自衛隊の扱いについての党同志の結論は
まだ出ていないではないか。
こうした中で民主党の考えを支持しろと言われても
矛盾が生じて票を投じきれない。
結局は長年現場で政治的な繋がりを築いてきた自民党が勝つのだろうか。
自分たちの生活にとって何がいいのだろうか。
今回の選挙は難しいね。。


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