三行社説 2002. 10
10月17日 (木)  北朝鮮拉致被害者一時帰国

歴史的な一幕を迎えたもののやはり一筋縄で行かないようですね。
帰国した5人の口が重いこと、拉致後の生活についてあまり喋ろうとしないこと
これは北朝鮮側から指示あったことかもしれないが、自分たちのこれからの生活を守ったり
国交を考えたりするとうかつに話せないということもあるんでしょう。

一時帰国を嬉しいと全員が感じていないようですが
もし事実そうだとしてもそれは仕方がないことだし別に北朝鮮当局に洗脳されたからと
言うわけでもないように思います。
向こうの考え方も悪くないと思い生活する場所を北朝鮮に求めている人もいるんではないでしょうか。
日本に残された家族は冗談じゃない!と勿論思っているでしょうが
十分物事の判断がつく年齢であちらに渡って20年以上も生活していれば無理にこちらに戻すよう
働きかけるのは本人たちのためには残念ながらならないような気がします。

今後日本国として何をすべきかは、彼らを日本に無理やり戻すことではなく
帰国したい人は帰国させ、あちらに残りたい人はいつでも日本にやってこられるルートを
作ってあげることだと思います。 同時に日本に残された家族もあちらに自由に行けるそういう
ルートを作ってあげることだと思います。

まぁ、スパイ疑惑は残るわけで向こうからやってきた場合にはそれなりの干渉というのは必要になるでしょうが
無理に戻そうとするとせっかく開いた外交努力が無駄になりはしないでしょうか。
国交正常化の第1歩は拉致被害者がどう日本と付き合っていくか
そこに鍵があると僕は思います。


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